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会計・労務系士業の生成AI導入事例

税理士事務所・会計事務所・社会保険労務士法人における生成AI・AI-OCR導入事例を35件収録しています。領収書や通帳の自動記帳(AI-OCR)による記帳代行の効率化が最も事例が多く、労務相談の調査支援・就業規則の作成支援が続きます。ひとり事務所から全国大手まで規模帯ごとに実例を確認できます。

会計士・税理士・社労士の事務所で、打ち合わせのメモ作成に使われているAIツールは?

  • スマート書記(現Otolio):会計・労務系事務所Gが会議の議事録作成に導入し、議事録作成時間を約70%削減(従来は会議時間の3〜4倍かかっていた)と公表。70%は会議1件を録音し、ツールの利用・不利用で作成時間を比べた値です。事例を見る
  • NotebookLMなど:従業員1名の社労士事務所(会計・労務系事務所Z)が面談内容の整理・要約に活用し、面談の即日か翌日に議事録を渡せるようになったと公表(数値の公表はメール文面の作成が2時間ほど→数分)。事例を見る
  • AI WORKS 365(デジライズ):従業員50〜99名の会計事務所(会計・労務系事務所AC)が議事録作成・Excel関数作成・資料の要約に使い、時短・品質向上を実感したと公表(成果は定性のみ)。事例を見る

※監査法人(公認会計士の監査業務)の導入事例は現在収録していません。上記は税理士・社労士などの事務所の公表事例です。顧客の財務・個人情報を含む録音・メモを外部AIに渡す前に、入力ルールを決めておきます。

ツールを選ぶときに確認すること

  • 文字起こし・要約に加えて、決定事項とToDo(担当・期限)を抜き出せるか
  • いま使っている会議ツール(Zoom・Microsoft Teams・Google Meet)に付いているAIメモ機能で足りるか(使える機能は契約プランで異なります)
  • 対面の打ち合わせ・往査先での面談も録音して使えるか
  • 録音・メモの保存先と保存期間、入力した内容がAIの学習に使われない設定にできるか

税理士・社労士など士業事務所の生成AI導入支援(研修)の事例は?

  • デジライズ(AI WORKS 365)と定期研修:熊本県の社会保険労務士法人(会計・労務系事務所D)が、使いこなせない社員が多いという課題に対し、定期的な研修でAIツールの基本から応用までを教育。お客様向けコラムの制作が1/4程の作業時間になったと公表。事例を見る
  • AI WORKS 365(デジライズ):担当者のITスキルの差とセキュリティ面の不安があった会計事務所ACで、AIリスキリングにより「まずはAIに聞いてみよう」という風土が生まれたと公表。事例を見る

数値はいずれも出典元の公表値です(出典URLと確認日は各事例ページに記載)。

用途別・削減率の中央値

分母(母数規模)とともに削減率が公表されている事例のみを母集団とし、n≥3の用途のみを表示しています。 n<3 の用途は、統計として十分ではないため表示していません。

用途中央値n
経理・記帳・経費の自動化約90%削減3件

※中央値は各事例の公表値(レンジは中点)から当サイトが算出した参考値です。効果を保証するものではありません。

CASES

会計・労務系士業の事例一覧(35件)

L2会計・労務系士業規模非公表

辻・本郷グループ(辻・本郷 税理士法人/辻・本郷 ITコンサルティング株式会社)

その他・複合/自社構築(生成AIを核とする次世代業務基盤。ベンダー名の記載なし)

定型的な文書作成や情報整理の自動化によるスタッフの業務工数削減、申告関連業務の品質向上(知識や判断のばらつきの抑制)、業務フローのデータ分析基盤の構築について、業務改善効果の検証を進めるとして「AI活用プロジェクト(TH-AI)」を始動した(2026年5月発表。成果の数値は未公表)。※定性成果のみ(数値公表なし)

L1会計・労務系士業300〜999名

会計・労務系事務所K(従業員300〜999名規模)

経理・記帳・経費の自動化/NTT東日本(AIよみと~る AI-OCR)

トライアルで帳票データを自動で読み取り、帳票処理作業の効率化を図ることができた。通帳・帳票内の手書きのデータも読み取れ、処理時間が削減できた。確定申告の医療費控除の領収書処理などでの活用が考えられ、紛失などのリスクの低減や、税務申告全般のスピードアップ・効率化が期待できるとしている。※定性成果のみ(数値公表なし)

L2会計・労務系士業規模非公表

セブンリッチグループ(セブンセンス税理士法人系)

経理・記帳・経費の自動化/自社開発(Tax QA bot/AI-OCR仕訳ツール/社内規定検索ボット、Google File Search等を活用)

AI OCRツール: スキャンから仕訳まで1営業日かかっていたものが30分に短縮(20社ほどで運用中)。Tax QA bot: リリースから1ヶ月で約400件の質問が寄せられた分母: 紙の通帳・レシート等のスキャンから仕訳の納品までのリードタイム(1営業日)

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所V(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/バクラク請求書受取

紹介先のお客さまでは請求書情報の入力やチェックの手間が3分の1に。自社の経理代行ではおよそ10社(医療法人中心)で活用し、2名の実務担当が1社あたり平均毎月50枚ほどの請求書を処理。経理代行はバクラク請求書の活用を前提に始めたため単純な前後比較はできないが、導入していなければ倍以上の手間と時間がかかるとの見方※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業10〜49名

会計・労務系事務所C(従業員10〜49名規模)

経理・記帳・経費の自動化/マネーフォワード(マネーフォワード クラウド会計・STREAMED・Manageboard)

残業時間を約90%削減し平均9時間へ短縮、記帳工数は最短15分/月(年商5,000万円・従業員5名以下・毎月250仕訳の顧問先)、月次決算を10日ほど短縮分母: 繁忙期の平均残業時間(90時間超)

L1会計・労務系士業10〜49名

会計・労務系事務所I(従業員10〜49名規模)

文書検索・リサーチ・ナレッジ/HRbase(HRbase PRO 労務専門AIエージェント)

所長の労務相談の業務の負担を7割削減(所長の実感「7割は削減できているのではないでしょうか」)分母: 導入前の所長の労務相談の業務(導入前は労務相談がすべて所長に集中)

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所J(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/マネーフォワード(STREAMED+スキャンセンター for STREAMED)

「STREAMEDの自動入力(金額と日付)は正しい」と信じることにした結果、効率が大きく上がった。スキャンセンター併用でお客様から書類を直接スキャンセンターへ送付してもらえるようになり、証憑を預かっているかどうかのやりとりがほぼ不要に、所内で証憑を保管する必要もなくなった。※定性成果のみ(数値公表なし)

L3会計・労務系士業規模非公表

社会保険労務士法人Next Partners

書類・規程・文書作成/生成AI(就業規則・労働相談で使うツール名の記載なし。ChatGPTの裏で動くPythonでの給与計算チェックプログラムは、これから取り掛かる段階)

個人情報を外して貼り付け「条文形式に修正」と指示するだけで約8割の精度ででき上がる(あとは専門家がチェック。削減時間の数値なし)※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業50〜299名

会計・労務系事務所W(従業員50〜299名規模)

経理・記帳・経費の自動化/バクラク請求書

源泉所得税レポート関連の機能で、源泉所得税に関する業務が50分の1まで削減(10時間近く掛かっていた業務が数クリックで完結するようなイメージ)。経理代行サービスの顧客はサービス提供開始当時の3社(手一杯)から現在10社まで拡大※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所G(規模非公表)

議事録・会議記録/エピックベース(スマート書記/現Otolio)

議事録作成時間が約70%削減(従来は会議時間の3〜4倍を要していた)。会議中のメモ作業・会議後の音声聞き直し作業がゼロに※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所N(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/マネーフォワード クラウド会計+STREAMED

2022年11月からのわずか数か月間で、160件を超える記帳代行先を「マネーフォワード クラウド」へ移行※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所U(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/バクラク請求書・申請

導入からまだ2週間しか経過していない顧客も、マニュアルを使って簡単に説明しただけで活用できている。提案時には「もっと早く知りたかった……」との声も(定量数値の記載なし)※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業10〜49名

会計・労務系事務所L(従業員10〜49名規模)

経理・記帳・経費の自動化/PFU(イメージスキャナー fi-8190+AI-OCR仕訳システム)

まだ正確には算出できていないものの、見通しとしては年間1200時間の削減は確実(所長の見通し)。年間100時間以上の削減が可能なクライアントも少なくないと予想分母: 年間で延べ1万8000時間ほどを割いている月次業務(全業務の40パーセント。多くが入力と仕訳)

L1会計・労務系士業10〜49名

会計・労務系事務所B(従業員10〜49名規模)

経理・記帳・経費の自動化/freee(クラウド会計)

紙の資料を回収して手入力していた時間とコストを含め、色々なことを解決できる糸口になった。資料回収のやり取りとコミュニケーションにかかるコストは圧倒的に削減でき、2021年6月にはfreeeをメインとする経理代行の新会社を設立した。※定性成果のみ(数値公表なし)

L2会計・労務系士業1〜9名

海老名佑介税理士事務所

経理・記帳・経費の自動化/株式会社クラビス(STREAMED)+ScanSnap iX100+クラウド会計

体感で手入力の10分の1くらいの時間で処理が終わる(筆者の体感による推定値)※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所M(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/freee会計

法人の決算申告に7〜8時間程度(丸1日)かけていたものが、合間に他の業務をしながら2時間程度で終わる(見出しでは「法人申告の所要時間が4分の1に」)。月次決算にかかる作業時間も半分程度まで減った分母: 会計ソフトを使って手入力していた頃の所要時間

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所P(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/freee会計

インストール型の会計ソフトでは難しかった製販分離を実現。新たに採用したパート5名全員がどのパーツの作業もできる状態になり、月のうち3分の1程度はリモートワーク。短期間で顧問先の件数が急激に伸びた※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所S(規模非公表)

問い合わせ対応・チャットボット/HRbase PRO

メールで来た問い合わせ文章をそのまま労務アシスタントAIに貼り付けて関連情報を集めてもらい、回答は社労士が自分の手でまとめる。毎回プロンプトを考える必要がないため工数削減になっている(定量数値の記載なし)※母数規模の記載なし(参考値)

L1会計・労務系士業規模非公表

会計・労務系事務所T(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/freee会計

月次の締めのタイミングが従来対比で10日ほど短縮。経費精算にかかる工数が全体で見ると半分以上減っているように感じる。支払い業務は体感的に負担が半分になり、1日かかっていた作業が半日で終わるようになった※母数規模の記載なし(参考値)

BY USE CASE

会計・労務系士業の導入事例を用途別に見る

会計・労務系士業の経理・記帳・経費の自動化導入事例(20件)

経理・記帳・経費の自動化の導入事例を業種横断で見る

会計・労務系士業の書類・規程・文書作成導入事例(8件)

書類・規程・文書作成の導入事例を業種横断で見る

会計・労務系士業の議事録・会議記録導入事例(3件)

議事録・会議記録の導入事例を業種横断で見る

会計・労務系士業の文書検索・リサーチ・ナレッジ導入事例(1件)

文書検索・リサーチ・ナレッジの導入事例を業種横断で見る

会計・労務系士業の問い合わせ対応・チャットボット導入事例(1件)

問い合わせ対応・チャットボットの導入事例を業種横断で見る

会計・労務系士業に近い事例を、無料の事例マッチング診断で絞り込めます

業種・規模・業務領域・課題の4問に回答いただくと、収録した導入事例から条件の近いものを照合します(判定はすべてルールベースで行い、スコアの重みも開示しています。該当する事例がない場合は「該当なし」と表示します)。

FAQ

会計・労務系士業の生成AI導入 よくある質問

Q. 会計士が監査や打ち合わせのメモ作成を効率化できるAIツールは?

A. 当サイトが出典を確認した会計・労務系事務所の公表事例では、議事録作成ツールのスマート書記(現Otolio)で議事録作成時間を約70%削減(会議1件での比較)、NotebookLMなどで面談内容を整理・要約、AI WORKS 365で議事録作成・資料の要約に使った例があります。監査法人による公認会計士の監査業務の事例は現在収録していません。顧客の財務・個人情報を含む録音やメモをAIに渡す前に、保存先と学習に使われない設定を確認します。

Q. 税理士・社労士など士業事務所の生成AI導入支援は?

A. 熊本県の社会保険労務士法人がデジライズのAI WORKS 365と定期研修を導入し、お客様向けコラムの制作が1/4程の作業時間になったと公表しています(2025年3月掲載)。和歌山県の会計事務所でも、同社のAI WORKS 365とAIリスキリングで「まずはAIに聞いてみよう」という風土が生まれたと公表されています(2025年4月掲載)。税務・労務の最終判断は有資格者が行い、AIは下調べ・下書きに使います。

Q. 会計・労務系士業では、生成AIはどのような業務に使われていますか?

A. 本ページに収録した会計・労務系士業の生成AI導入事例35件では、経理・記帳・経費の自動化・書類・規程・文書作成などの用途が中心です。上記の用途分布と事例一覧で、どの業務でどの程度の成果が得られているかを確認できます。

Q. 会計・労務系士業の生成AI導入にかかる費用の目安はどのくらいですか?

A. 費用は、ツールの種類や導入規模によって異なります。月額数千円からのSaaS型ツールで始められるものもある一方、社内システムとの連携や独自開発を伴う場合は費用が増加します。当サイトの事例では成果(削減率など)を出典とあわせて確認できるため、費用対効果を検討する際の参考としてご活用いただけます。具体的な料金は、各ベンダーの公式サイトにてご確認ください。

Q. 会計・労務系士業で生成AIの導入を始めるには、何から着手すればよいですか?

A. まず自社の課題に近い導入事例を確認し、次に無料の事例マッチング診断(4問)で条件の近い事例に絞り込む方法をおすすめします。用途と期待できる成果の目安を把握したうえでベンダーへ相談することで、失敗を避けやすくなります。

Q. 掲載されている会計・労務系士業の事例は信頼できますか?

A. 当サイトの事例は、ベンダーや導入企業等が公表した一次情報を出典として収録し、成果の数値には出典・確認日を明記しています。推測による数値や架空の事例は掲載していません。掲載基準は「掲載・検証基準」ページで公開しています。

PATTERNS

業務別に見る会計・労務系士業のAI活用パターン

会計・労務系士業の業務ごとに、AIの主な活用場面を業務別に整理しました。定型業務から小規模に始めることで、失敗を避けやすくなります。実際の成果は、このページ上部の導入事例(35件・全件に出典を記載)と「用途分布」「用途別・削減率の中央値」で確認できます。

記帳・申告補助

証憑のAI-OCR・仕訳補助、申告書類の下書き、過去事例のRAG検索

税務判断・申告の最終責任は税理士など有資格者が負います。

労務・手続

給与・社会保険手続の下書き、就業規則の下書き、問い合わせ一次回答

手続・法解釈の最終判断は社会保険労務士が行います。

顧問・相談対応

顧客問い合わせの一次回答、面談メモ・レポートの下書き

助言・判断は有資格者が行う前提で使います。

事務所運営

社内ナレッジのRAG、資料作成、採用

定型業務から小規模に始めます。

※各用途の件数・削減率の傾向は、上記の「用途分布」「用途別・削減率の中央値」(当サイトが出典を確認した導入事例の集計です。母数の記載があるもののみ表示しています)をご覧ください。

CAUTION

導入前の注意点

  • ・独占業務は代替しない:税務・労務の最終判断と書類作成の責任は税理士・社労士など有資格者が負います。AIは下調べ・下書きに活用します。
  • ・顧客情報:財務・個人情報を無料版AIに入力しません。入力ルールを先に整えます。
  • ・法令・通達:解釈はAIの出力をそのまま採用せず一次情報で確認します。
  • ・スモールスタート:1業務のPoCから始めます。

進め方の詳細は生成AI導入の進め方【5ステップ】、法対応は個人情報保護法とAI学習の実務ポイントもあわせてご覧ください。

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