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GUIDE ・ 補助金

生成AI・AIツール導入に使える補助金2026【中小企業向け】

最終更新:2026年7月18日

30秒でわかる要点

  • 「IT導入補助金」は2026年に名称が変わり「デジタル化・AI導入補助金2026」に。名称にAIが入り、AI活用が前面に。
  • ・ただし対象は登録制「AI機能ありとして登録されたツール」だけが対象で、すべての生成AIが自動対象になるわけではありません(公式のツール検索で要確認)。
  • ・設備・システム投資なら「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」(ものづくり補助金の後継・統合先)。販路開拓なら持続化補助金
  • 事業再構築補助金は新規募集を終了。東京都など自治体独自のデジタル/DX補助金もあり。
  • ・金額・締切・要件は年度で変わります。申請前に各補助金の公式・公募要領で最新確認を

① デジタル化・AI導入補助金2026(旧・IT導入補助金)

中小企業のソフトウェア・クラウド導入を支援する定番の補助金で、2026年(令和8年度)から正式名称が「中小企業デジタル化・AI導入支援事業費補助金」=通称「デジタル化・AI導入補助金2026」に変わりました。名称に「AI」が入り、AI活用支援が前面に出たのが今年の大きな変化です。

補助率・補助額(通常枠):補助率1/2以内(賃金引上げ要件を満たすと2/3以内)。補助額は導入する業務プロセス数に応じて5万円〜450万円(1プロセス以上で150万円未満、4プロセス以上で150万〜450万円)。ほかにインボイス枠・セキュリティ対策推進枠・複数者連携枠があります。
対象経費:ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)、機能拡張・データ連携・セキュリティ、導入コンサル、導入設定・研修、保守サポートなど。

【最重要・間違えやすい点】対象になるのは「事務局の審査を受けて補助金サイトに登録されたITツール」に限られます(登録制)。2026年からAI機能を持つツールを検索で絞り込めるようになりましたが、これは「IT導入支援事業者が“AI機能あり”として申請・登録したツール」のみが該当します。つまり「登録されたツールなら対象/使いたいツールが登録されているかは公式のツール検索で要確認」が正確で、すべての生成AIが自動的に対象になるわけではありません

② 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金

設備・システム投資を伴うAI活用(生産性向上のための機械・システム導入など)には、こちらが候補です。従来の「ものづくり補助金」と「新事業進出補助金」が統合され、この名称になりました。補助率は1/2〜2/3、補助上限は枠により革新的新製品・サービス枠で最大2,500万円(賃上げ特例で3,500万円)、新事業進出枠で最大7,000万円(同9,000万円)など大型です。対象経費に機械装置・システム構築費のほかクラウドサービス利用費も含まれます。ただし「AI単体」の枠があるわけではなく、事業計画の中で設備・システム投資の一部としてAIを活用する位置づけです。金額・細目は公募要領で確定した数字を必ずご確認ください。

③ 小規模事業者持続化補助金

従業員数の少ない小規模事業者(商業・サービス業は5人以下、製造業等は20人以下)向けで、販路開拓が主目的です。補助率2/3、補助上限は通常50万円で、インボイス・賃金引上げなどの特例併用で最大250万円まで。AIツールの導入費は主に「ウェブサイト関連費」などとして計上できる場合がありますが、単独では対象外の運用があり用途に依存します。商工会・商工会議所の支援(様式4)が必要です。

④ 事業再構築補助金は「終了」— 後継は上記②へ

かつて大型で知られた事業再構築補助金は新規募集を終了しています(最終は2025年3月締切の第13回)。後継として設けられた「中小企業新事業進出補助金」も2026年6月の回で新規受付を終え、実質的に②の新事業進出・ものづくり商業サービス補助金へ統合・移行しました。ネット上には古い情報も残っているため、「事業再構築補助金でAI導入」という前提は最新ではない点に注意してください。

⑤ 自治体独自の補助金(例:東京都)

国の制度に加え、自治体独自のデジタル/DX補助金もあります。東京都では、東京都中小企業振興公社の「中小企業デジタル導入促進補助事業」(クラウド型ソフト・業務自動化ツール等が対象/助成率1/2以内・小規模等で2/3以内/上限150万円。ただしPC等のハードや汎用ソフトは対象外)や、令和8年度新設の「DX推進トータルサポート事業」(AI活用計画策定支援+導入経費助成+人材育成の総合支援)などがあります。自治体制度は年度・予算枠で変動が大きいため、金額・募集時期は各自治体の公式で最新確認が前提です。

ご利用にあたって

本記事は2026年7月時点で確認できた各補助金の公式情報等をもとに整理したものです。補助金は年度・公募回ごとに名称・金額・補助率・対象経費・スケジュール・要件が変わります。一部の枠別の細かい金額(インボイス枠・複数者連携枠の上限、持続化の特例内訳、自治体制度の率・上限)は流動的なため、申請前に必ず各補助金の公式サイト・最新の公募要領でご確認ください。本記事は申請の採択を保証するものではありません。

主な出典

  • ・デジタル化・AI導入補助金2026 公式 it-shien.smrj.go.jp(中小機構/事務局・2026年度)
  • ・新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公式 shinjigyou-monodukuri.smrj.go.jp/中小企業庁 第1回公募要領
  • ・小規模事業者持続化補助金 第20回 公募情報(中小企業庁・ミラサポplus)
  • ・事業再構築補助金/中小企業新事業進出補助金 公式(募集終了の確認)
  • ・東京都中小企業振興公社 中小企業デジタル導入促進補助事業/東京都プレス(DX推進トータルサポート事業)

補助金の前に、まず「何に使うか」を事例で固める

補助金は「導入して何を改善するか」が採択の鍵。同業・同規模の導入事例と診断で、自社の使いどころを具体化できます。

よくある質問

Q. 生成AIツールを導入すれば、IT導入補助金は自動的にもらえますか?

A. いいえ。これは最も誤解されやすい点です。2026年から名称が『デジタル化・AI導入補助金2026』に変わりましたが、対象は『事務局の審査を受けて補助金サイトに登録されたITツール』に限られる登録制です。2026年からAI機能を持つツールを検索で絞り込めるようになりましたが、これは『IT導入支援事業者がAI機能ありとして申請・登録したツール』のみが対象という意味です。つまり『登録されたツールなら対象/使いたいツールが登録されているかは公式のツール検索で要確認』が正確な整理で、すべての生成AIが自動的に対象になるわけではありません。

Q. 2026年に中小企業がAI導入で使える主な補助金は?

A. ①デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金・ソフト/クラウド導入向け)、②新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(設備・システム投資向け。ものづくり補助金の後継・統合先)、③小規模事業者持続化補助金(販路開拓向けで、AIツールはウェブサイト関連費等として計上できる場合がある)、④東京都など自治体独自のデジタル/DX補助金、が代表例です。なお事業再構築補助金は新規募集を終了しています。

Q. デジタル化・AI導入補助金2026の補助率と上限は?

A. 通常枠は補助率1/2以内(賃金引上げ要件を満たすと2/3以内)で、補助額は業務プロセス数に応じて5万〜450万円の範囲です(1プロセス以上で150万円未満、4プロセス以上で150万〜450万円)。対象経費にはソフトウェア購入費に加えてクラウド利用料(最大2年分)や導入設定・研修・保守なども含まれます。枠(インボイス枠・セキュリティ枠・複数者連携枠)ごとに条件が異なるため、金額・締切は必ず公式の最新の公募要領でご確認ください。

Q. 申請にあたって共通で必要になるものは?

A. デジタル化・AI導入補助金では、gBizIDプライムの取得とSECURITY ACTIONの宣言が前提になります。賃上げ要件を満たすと補助率が上がる仕組みもあります。補助金は年度ごとに要件・スケジュール・金額が変わり、公募回によって締切も異なるため、申請前に各補助金の公式サイト・公募要領で最新情報を確認することが重要です。